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院長ブログ

2013年8月13日

肺に影

先日人間ドックに行ってきました。

毎年言われる脂肪肝以外はそれほど異常がなく安心していたのですが、後日、病院から電話があり、「再度確認したところ肺に影が見られるのでCT検査をお勧めします」なんて言われてしまいました。肺活量は29歳の若さだし、肺炎の徴候もない、やっぱり肺がん?

そうすると余命いくばくも、、、 小さい子供もいるし、借金もあるし、、

頭の中ぐるぐる、ぐるぐる。 とりあえず、妻に心配かけないように、「まー問題ないと思うけど、とりあえずCT行ってくるわ。」なんて言っときながら、だんだん心配になってきて、こっそり近くの神社をはしごしお参りをしました。

そして3日後の予約の日。

受付でファイルをもらい、そこには、前胸部に腫瘤陰影? の文字が。

やっぱり、肺がん? とりあえずCTを撮ってもらい、内科の先生の診察を待っていました。その間、携帯で撮った家族の写真を見ながら必死に祈っていると、人がだんだんいなくなり、最後の一人になってしまいました。

やっぱり肺がんで長い話になるから最後になったんだー。といろいろな悪い事を考えていると、ついに名前を呼ばれ、 最後に子供の写真を見て、もう一度祈りながら診察室に入ると、先生がレントゲンとCT画像を見比べていました。レントゲンの腫瘤と思われる場所に矢印が付いていて、画像を見ると、確かに心臓の頭側に もやーとした影が。

ただ犬や猫でもこの場所に脂肪がついて、このように見える事があるので、あ、この事を言っていたならまだ希望が持てるかも、、と、少し心の中で思いながら、先生がCT画像を何度もスキャンしていくのを祈りながら見ていると、先生から一言 「問題ない、 脂肪だね」と言ってもらえました。 ばんざーい。

帰って、さっそく妻に報告すると、「脂肪? どんだけついてんの?」 の一言が、
ちぇ、こっちはどんだけ心配してたと思ってんだよー。第一声でそれはないだろー。
と心の中で思いながらも、安堵の気持ちで怒る気にもなれず、頂いたシャンパンでお祝いしました。

今まで自分は近い死を意識した事がなかったので、今回はある意味良い経験をしたと思います。

やっぱり健康が一番。ダイエットもボチボチ頑張ります。

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