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院長ブログ

2020年2月13日

昔のアニメソング、そして、、

最近ユーチューブで昔のアニメを小さい子供達と見るのが楽しくて、時々パソコンの前に3人の子供を集めています。昔のアニメって、ギャグアニメと言うのか、すごくばかばかしいんですけど、今の子供達が見ても十分面白いんですよね。子供とよく見るのが、元祖天才バカボン、ヤッターマン、ハクション大魔王 子供達と一緒に楽しめるっていいですよね。 お風呂にみんなで入ると、テーマソングの大合唱。 「ワンと吠えりゃ、ツースリー サイレンの音、高ーかだかに、地球の裏表ひとっ飛び、ただいまいくぞ、ヤッターマン 」といった感じで、すごく楽しいんです。
こういう平凡な事が幸せなんだなーなんてしみじみ感じます。そんな時、ふと頭に浮かぶ光景があるんです。
それは病院の個室内。私は酸素マスクと心電図をつけられベッドに横たわる老人、意識はかなり薄れ、今にも心臓が止まりそう。ベッドの周りには今はまだ小さい3人の子供達が成人となって座っています。私はすでに幽体離脱し天井からその光景を見ています。その時、成人した長女がゆっくり手拍子をしながら、ヤッターマンのテーマソングを静かに歌い出しました。「ワンと吠えりゃ ツースリー、サイレンの音、、、、」 すると2人の子供達もつられて歌いだしました。しばらくして、私は一粒の涙を流し心臓が止まるのでした。長男は下を向き悲しみをこらえ歯を食いしばっています。そして次女が静かな口調で言いました。「不器用だったけど優しいお父さんだったね。」
まだ人生半ばですが、こんな最後を迎えられるように今を頑張ろうと思いました。

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